ゴーンの保釈金15億は安い?大鶴基成・高野隆・弘中惇一郎の功罪!

日産自動車への巨額横領事件で逮捕されたゴーン氏。
4度にわたる逮捕劇や、釈放時の変装姿など記憶に新しい人物ですよね。
いったい何をして逮捕されたのか?
どうして海外逃亡まで働いてしまったのか?
気になっている方もいらっしゃると思います。
ここまで読んでくださったアナタは、今こんな疑問を抱えていませんか?
・ゴーンっていったい何をやって逮捕されたの?
・ゴーンが海外逃亡したいきさつはどんなもの?
・ゴーンの保釈金15億は少なすぎたんじゃないの?
こんな疑問に雑記ブロガーのウアリンがまるっとお答えいたします!
- 1. ゴーンは現在レバノンにいる?海外逃亡したのはナゼ?
- 2. ゴーンは日本の刑事事件の司法制度を恐れた?【有罪率99%】
- 3. ゴーン社長は何をした?逮捕の理由を時系列順に整理してみた
- 4. ゴーン社長のプロフィール「コストカッター」の異名
- 5. 日産はどうやって莫大な負債を無くし経営再建を果たしたのか?
- 6. ゴーン逮捕の理由は不正に歯止めを掛けなかった経営陣の失敗?
- 7. 【不正の温床】日産には報酬委員会が存在していなかった!
- 8. ゴーンの逮捕をわかりやすく説明すると…常識の欠如が原因?
- 9. ゴーンの変装姿が作業服なのはナゼ?
- 10. ゴーンの弁護士・高野隆弁護士の功罪
- 11. ゴーンの弁護士・弘中惇一郎弁護士の功罪【海外逃亡ほう助?】
- 12. ゴーン保釈の条件が厳しすぎる?【カメラ設置・海外渡航禁止etc】
- 13. ゴーンは1度目の保釈で10億円・2度目の保釈で5億円納付
- 14. ゴーンの保釈金はいくらだったら良かったの?【15億程度=はした金?】
- 15. まとめ
ゴーンは現在レバノンにいる?海外逃亡したのはナゼ?


ゴーン被告が海外逃亡できたのは、偽造パスポートをレバノン政府が発行したから!
こんなウワサも流れる2019年大晦日のゴーン氏の海外逃亡劇。
実は、楽器ケースに隠れて出国※していたことが分かりました!
※レバノンの主要テレビ番組MTVによる報道
クリスマスディナーの音楽隊を装って、救出犯たちがゴーン被告の滞在先に潜入、楽器箱に隠れて出国を果たせたそうですよ。
ゴーン被告の身長は170cm程度と言われていますから、かなり大きな楽器ケースを用意したのでしょうか?


うあ


りん
大きな楽器と言われて思い浮かぶとしたら、コントラバスあたりでしょうかね?
カルロス・ゴーンさんが出国のために数か月間コントラバスの中に納まるトレーニングをしていたのではないかというツイートに関して
コントラバスのケースって寝られるんですね…
(参考)コントラバスのケースで寝るときに知っておきたい、いくつかのことhttps://t.co/NuwnCUX63o https://t.co/mKoEliW40O— Ginza library-弁護士坂尾陽公式ブログ- (@GinzaLibrary) 2019年12月31日
コントラバスの楽器ケースの中に隠れ潜んだゴーン被告の姿を思い浮かべると、なんだか思わず笑ってしまう人もいるかもしれませんね。
【検証】「ゴーンはウッドベースのケースに入ってレバノンまで行った」という噂を耳にしたので、実際にケースに入ってみました。
【結果】入れますけども「これでレバノンまではしんどい」だそうです。おさい先生ご協力ありがとうございました。 pic.twitter.com/NuzludbcXp
— 岸政彦 (@sociologbook) 2020年1月1日
この海外逃亡事件は、レバノンと日本との国際問題に発展しかねない繊細な事件。
レバノン政府が表立って海外逃亡に協力した線は(表向きでは)消えたと思われます。
それにしても、プライドの高そうなゴーン氏がここまでしてでも、日本から逃亡したかったのはナゼでしょうか?
一説では、ゴーン氏が日本の刑事司法制度に不満を訴えていたからと言われています。
次に日本の刑事司法制度って、どれだけヤバいのか見てみましょう!
英BBCでゴーン氏のニュース。
見出しからもう人質司法について書かれている。「再逮捕で時間がリセットされさらに勾留が続く」「99.9%の有罪率」。袴田さんの件についても触れている。Carlos Ghosn and Japan’s 'hostage justice’ systemhttps://t.co/MxHeXC8IYd
— Tad (@TadTwi2011) 2019年12月31日
ゴーンは日本の刑事事件の司法制度を恐れた?【有罪率99%】


日本の刑事事件の司法制度は、海外のものと比べて条件が厳しすぎるという声もあります。
家族と接見できなかったり、弁護士とすら接触が制限されている。
検察と裁判所の距離が近く、有罪率がなんと99%にも上ると言われています。
このちょっと常軌を逸する有罪率の高さに、ゴーン被告は危機感を強く覚えていたのでしょう。
司法がまともに機能していないと判断したのか、前述の楽器ケースに入って海外に逃亡を図ったんですね。
「私は今レバノンにいる。もはや有罪が予想される日本の偏った司法制度の下でのとらわれの身ではなくなった。そこでは差別がまん延し人権が侵害され日本が順守すべき国際法や条約が全くもって軽んじられていた」
ゴーン氏の言葉の全てを否定することは、残念ながら困難です。https://t.co/NXHxWPIBUv— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2019年12月31日
都合4度に渡る逮捕劇の秘密は、日本の検察のやりすぎともいえるほどの過剰な行為にありました!
被疑者を最長23日間にわたって拘留できること。
さらに、新しい容疑で再逮捕することで、同じ被疑者をさらに23日間交流し続けることができること。
こんな制度をフル活用されたのでは、いくらゴーン被告でもたまったもんじゃありません!


うあ


りん
次に4度の逮捕劇について時系列順に見てみましょう!
ゴーン社長は何をした?逮捕の理由を時系列順に整理してみた


カルロスゴーンは今までに4回もの逮捕歴がありました。
その逮捕日と逮捕の理由について、時系列順に並べてみましたのでご覧ください!
【逮捕1回目】2018年11月19日:有価証券報告書の虚偽記載(2011年〜2015年分) ※
※役員報酬を80億円→40億円に偽ったことによる脱税
【逮捕2回目】2018年12月10日:有価証券報告書の虚偽記載(2016年〜2018年分) ※
※役員報酬を70億円→30億円に偽ったことによる脱税
【逮捕3回目】2019年12月21日:会社法違反(特別背任)の容疑※
※18億5千万円の私的損失を日産の損失に付け替えた(2008年のリーマンショックが原因)
※信用保証に協力した中東の実業家に12億8400万円を不正に送金した
【逮捕4回目】2019年4月4日:会社法違反(特別背任)の容疑※
※オマーンの販売代理店に5億6千万円の不正に送金した
2018年11月から3度続けて逮捕されていることが分かりましたね。
しかも、2019年の4月にも4度目の逮捕…ここまで複数回に分けて逮捕された人物は他には想像がつきません。
#虎ノ門ニュース 6/12
10.ゴーン事件 逮捕歴
・昨年11/19 ゴーン&ケリー逮捕
・12/10 ゴーン&ケリー再逮捕。法人としての日産も起訴
・12/21 特別背任容疑でゴーン3度目の逮捕
・12/25 ケリー保釈
・今年 3/6 ゴーン保釈&変装
・4/4 特別背任容疑でゴーン4度目の逮捕
・4/25 ゴーン保釈— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) 2019年6月12日
ゴーン社長といえば、日産を立て直した凄腕の持ち主。
そんな肩書が、4度の逮捕でスッカリ犯罪者のイメージで定着してしまいました。
果たして本当に、ゴーン社長は4度も逮捕されるだけの犯罪を働いてしまったのでしょうか?
ゴーン社長のプロフィール「コストカッター」の異名


69歳のカルロス・ゴーンは、ブラジル出身の実業家。
日本を脱出してレバノンに入国したのは、両親がレバノン人だからでしょう。
幼少期こそブラジルで過ごしたものの、中等教育はレバノンのベイルートで受けていました。
その後フランスに渡って、工学系の高校に進学します。
高校卒業後はフランスのタイヤメーカー「ミシュラン」に入社して、18年間を過ごすことに。
ミシュラン時代の業績が評価されたのか、自動車メーカー「ルノー」にスカウトされ、上席副社長の地位を得ることに。
当時ルノーは(冗談ではなく)火の車状態だったのを、ゴーンが立て直し再建に成功します。


うあ


りん
この時から、ゴーン氏は「コストカッター」の異名で知られることになりました。
首切り人件費カット分の成果は俺のもの!
投資して損したら、会社のもの!
ゴーンコストカッター絶対損しない技。 https://t.co/3tNCacCrMr— kenmamimami (@kenmamimami) 2018年11月27日
日産はどうやって莫大な負債を無くし経営再建を果たしたのか?


ルノーと資本提携を結んでいた日産が、ゴーンを日本に招聘し経営再建に辣腕を震わせたのは、日本人なら誰もが知ってる周知の事実。
ゴーンと聞いて、倒産の危機にあった日産を立て直した立役者のイメージが、まだ残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
とはいえ、日産が抱えていた膨大な負債はすべて棒引き(借金取り消し)されていたからこそ、経営再建に成功したと言われています。
負債を抱えることなく、痛みを国民の税金で負担。
この経営再建で成功したJAL(日本航空)と同様、日産もゴーン社長の力だけで復活したわけじゃなかったんです!
カンタンに説明すると、ゴーン氏がやったことは公的資金(税金)投入の名目上、不要な人員や設備をカットしただけなのです。
ゴーンについての誤解だがあれはもう前科持ちの堅気の仕事はもうできないただの不良金持ちだからな。新しく作り出したのは各地の豪邸と高級ヨットだけだ。日産再建にしてもコストカッティングばかり。
— 金欠ゆずこせう@来年絶対サクラ見る (@yuzukoseuG) 2019年12月31日
日産リバイバルプランと呼ばれた、この経営再建策は税金の投入もあって、当然成功しました。
2兆1000億円にも膨れ上がったの巨額の借金を日産自動車の販売や、経費節減だけで完済できるはずもありませんから。


うあ


りん
無知な日本国民をまんまと欺くことに成功したゴーン氏。
カリスマ経営者だとか、国民的ヒーローといった間違った救世主としてのイメージは、4度の逮捕によって不正行為が明るみになるまで続いたのです。
「日産を再建させたヒーローを泥棒扱い」レバノン市民が日本を批判 #ldnews https://t.co/MWfMy3LNdH
レバノンの首都ベイルート中心部にあるゴーン被告の住宅前には31日、国内外の報道陣が集まった。
迷彩服姿の治安部隊が警備にあたり、一帯には物々しい雰囲気が広がった。— ジュネス (jyunesu) (@jyunesu_) 2019年12月31日
ゴーン逮捕の理由は不正に歯止めを掛けなかった経営陣の失敗?


脱税目的とみられる巨額報酬の過少申告(1度目と2度目の逮捕)で、社長の肩書が容疑者に変わりましたね。
カルロス・ゴーン個人が1人で、数百億円もの巨額な報酬をポケットに入れることができたのはナゼでしょうか?
日産、ゴーン被告らの私的流用で「350億円以上被害」 : 経済 : 読売新聞オンライン|
ゴーンはクソ野郎だな。さっさと罪を認めて刑務所に入れ。#ゴーン #横領 #デリバティブ #損失穴埋め
https://t.co/oiwc0EFq6Q— Takeshi Tanaka (@pop38373730) 2019年9月9日
それにしても、ゴーン氏のあまりにも露骨すぎる不正な行為に対し、誰1人歯止めを掛けられなかったのが、不思議でしかたがありません。
1999年6月の日産社長就任から20年間もの長きにわたり、不正行為を働いてきたんですよ?
再建請負人としての使命を果たすことには成功しましたが、世界的なカリスマ経営者の実態は、不正まみれで私腹を肥やし続けたタヌキ親父に過ぎませんでした。
問題を放置し続けたのは実は、日産自動車の仕組みの欠点にあったことがわかりました!
日産にどんな欠陥があったのか?
詳しく見てみましょう。
【不正の温床】日産には報酬委員会が存在していなかった!


役員の報酬を承認し、会社資金が私的な流用を防ぐためには、見張り役が必要です。
それが「報酬委員会」と呼ばれる組織ですが、なんと日産にはこの組織が存在していなかったんですね。


うあ


りん
監査役会は設置されていたようですが、誰もゴーン氏の報酬の過少申告や、会社資金の私的流用を見張る者が存在していませんでした。
不正が明るみになると解任に動く安全装置がなかったからこそ、ゴーン氏が20年間も不正な活動を続けてこれたわけですね。
日産の経営再建を果たした功績は多大なモノとして、会社内で権力者の地位を獲得するのは理解できますけども、何をやっても許されるわけではありません。
ゴーンは会社レベル!!
安倍は国レベル!!
ゴーン報酬99億円の生贄に…日産8000人非正規労働者の叫び
https://t.co/8NwV933rH4— 昭和おやじ 【安倍政権を打倒せよ】 (@syouwaoyaji) 2018年11月22日
このあたりの常識というか、倫理観というものがゴーン氏には欠落していたのでしょう。
ゴーンの逮捕をわかりやすく説明すると…常識の欠如が原因?


前述のとおり、ゴーン氏は日産を倒産の危機から救いました。
世間から救世主扱いされて、善悪のたがが外れてしまったのか、ゴーン氏は私腹を平気で肥やすようになりました。
ゴーン 報酬不記載120億円か https://t.co/T3ubakLfHK
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2018年11月23日
その行為が20年間もの長きに渡って、見逃されてきたことが不思議ですが、4度の逮捕という形で世間に明るみになってしまいました。
2度の金融商品取引法違反、2度の特別背任容疑で4度の逮捕。
その都度、拘留と保釈を繰り返した結果、ゴーン氏は2019年1月にルノーの会長職を辞任。
2019年4月には日産自動車の取締役も解任されることになってしまいました。
20年間の不正行為が見逃されてきた理由はともかくとして、ゴーン氏の人間性が転落人生の根本的な原因なのは間違いないでしょうね。


うあ


りん
人間どれだけ偉くなったとしても、自分の考え方や行動が世間の一般常識から、かけ離れていかないよう気を付けないとゴーン氏のようになりかねません。
ゴーンの変装姿が作業服なのはナゼ?


東京拘置所から保釈された時のゴーン氏の姿。
作業服に身を包んでいたため、パッと見ただけでは本人だと気付かない人もいたのでは?
撮影しました。まさか変装出ていくとは・・・。全身の写真を見ていただくと、足先まで電気作業員の格好でしょうか?作業車がずっと前にいておかしいと思ったんですよね・・・。ドリフの変装かと・・・https://t.co/1Rlr5RxEv7#カルロス・ゴーン #ゴーン #変装
— 梅村 直承 (@nao2men) 2019年3月6日
この珍妙な作業服姿は、メディアやマスコミにバレないための変装だったと言われています。
逆に目立つじゃないかと思われる方もいるかもしれませんね。
この変装は、ゴーン氏本人が思いついたのではなく、担当していた弁護士の入れ知恵によるものでした。
「拘置所の職員と同じような服装に変装することで、目立たたなくなる」と考えたのでしょうか?
黒縁の眼鏡や、青い帽子や大きなマスク、それに加えて蛍光オレンジの反射ベスト。


うあ


りん
…どう見ても一番目立ってしまいます!
サングラスを着用していたら判らなかったかもしれませんが、それは許されなかったのでしょう。
ゴーンさん😅
変装❓
ばればれでしょ…
吉本的なノリ…😜#カルロスゴーン#ゴーン#変装 pic.twitter.com/nnKkFq26aL— 430ced (@syowanoced) 2019年3月6日
ここまで念入りに変装したけれど、特徴的なギョロっとした目つきの悪さだけは、隠し通せなかった様子。
釣り目でもの凄い悪人に見えてしまうのは、逮捕拘留釈放での報道のためでしょう。
それまでは、仕事のできるバリバリのビジネスマンのイメージだったのに。
作業服姿の釈放劇は、ゴーン氏の画像として一生ネットやメディアに残り続けることでしょうね。
そう考えると珍妙な変装は、日産やルノーの代表取締役からのギャップの激しさが、余計に増しただけに終わったような気がしてきました。
ゴーンの弁護士・高野隆弁護士の功罪


ゴーン氏の変装は、高野隆弁護士が企てたものと発言されています。
世界中から注目を集めてしまうことになり、「ゴーン氏の名声に泥を塗る結果になってしまった」と後に謝罪されていることがわかりました。
保釈時の変装「名声に泥」 ゴーン前会長弁護人が謝罪https://t.co/5JckVL8OKt
→高野隆弁護士は自身のブログで、作業着での変装について「ゴーン氏の名声に泥を塗る結果となった。申し訳なく思っている」と謝罪 pic.twitter.com/QVOa7e4A9O
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年3月8日
しかも、搭乗したのがスズキの軽自動車ということも重なって、なんとも陳腐なイメージが定着してしまうことに!
小男がコソコソ拘置所からおかしな格好をして出てきたと思ったら、軽自動車に乗ってコソコソ退場した!
こんな風なみっともない写真が出回ることになってしまいました。
ゴーン氏の身長の低さ※は周囲を取り囲んでいた高身長の職員たちとの差もあって、仕方が無いことかもしれません。
※ゴーン氏の身長は170cmと言われています。
でも、これならまだ背広姿で堂々と日産の高級車に乗って、退場した方がカッコが良かったかもしれませんね。
ゴーン氏の海外逃亡は日本という国の報道の仕方に嫌気がさしたことも、原因に含まれている気がしてきました。
高野隆弁護士は8日、変装を計画したのは自身だとブログで明らかにしたうえで、「ゴーン被告の名声に泥を塗る結果となってしまった」などと謝罪した。https://t.co/o0LeIMRu7o pic.twitter.com/esUzIR6TR6
— ブルームバーグニュース日本語版 (@BloombergJapan) 2019年3月8日
ゴーンの弁護士・弘中惇一郎弁護士の功罪【海外逃亡ほう助?】


ゴーン氏の弁護団の一人、弘中惇一郎弁護士は海外逃亡については関与を否定。
寝耳に水ということで、ビックリされていた様子です。
【被告出国 弘中氏「寝耳に水」】https://t.co/hdkXQ5bcO2
ゴーン被告の弁護団の弘中惇一郎弁護士は、取材に応じ「(被告の)出国は寝耳に水で、報道で知った」と語った。「パスポートは弁護団が管理しており、出国の方法に心当たりはない。弁護団は関与していない」。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年12月31日
保釈の条件であるパスポートも、弘中惇一郎氏の弁護士事務所が厳重に保管。
常識の範囲で考えるなら、出国できるハズがありません。
「無罪請負人」の異名を掲げて弁護士活動を続けてきた弘中惇一郎氏。
海外逃亡を許してしまった今となっては、それまで積み上げてきたキャリアがもろくも崩れ去ってしまいましたね。
古い事件ですが、ロス疑惑を掛けられた三浦和義氏の無罪や、薬害エイズ事件の安倍英氏の無罪判決も、弘中惇一郎氏の功績によるものでした。
ここで、弘中惇一郎氏が勝ち取ったゴーン氏保釈の条件を詳しく見てみましょう。
ゴーン氏保釈(3回目)の条件
東京都内に住居を設置する(外出は構わない)
住居の出入り口付近に監視カメラを設置する(ゴーン氏の出入りは常に報告)
パソコンの操作は弘中惇一郎弁護士事務所内に限る
スマートフォンの操作は構わないがアクセス制限を設ける
パスポート(旅券)は弘中惇一郎弁護士が管理する
事件の関係者への接触の禁止(妻キャロル氏も含めて)
ここまで詳細な条件を設けることで、ゴーン氏の保釈を勝ち取ることに成功!


うあ


りん
その対価として、弘中惇一郎氏が受け取った着手金や成功報酬の総額は、1億円を下らないとも言われています。
事件の規模の大きさを踏まえると、妥当なところと言えるかもしれませんが、まんまと海外逃亡を許させた張本人であることも忘れてはいけません!
そう考えますと、ゴーン氏には完全にナメられていたとしか思えませんね。
「無罪請負人」として世間から褒めたたえられてきた功績を、まんまと利用されてしまった間抜けなイメージに変わってしまうのも時間の問題でしょうか?
弘中惇一郎弁護士はまるで他人事ですね。
「四六時中、管理することはできない」と言うけど、保釈決定の時には、監視カメラ設置など「逃亡や証拠隠滅があり得ないシステム」を具体的に示して裁判所に評価された…と自信たっぷりだったと記憶しています。#ゴーン逃亡https://t.co/Xpp0k0xJ47— くっくり新垢@六四天安門事件 (@boyakuri2) 2019年12月31日
弁護士資格をはく奪するべきだという、厳しい声もあるようです。
ゴーン保釈の条件が厳しすぎる?【カメラ設置・海外渡航禁止etc】


まんまとゴーン氏の海外逃亡を許すキッカケを作ってしまった、弘中惇一郎弁護士。
その保釈の条件の変化について見てみましょう!
ゴーン氏保釈(1回目)の条件
フランス国内での住居を希望→棄却していた!
これについては、棄却されても当たり前と言わざるを得ません。
ゴーン氏保釈(2回目)の条件
東京都内の自宅から外出しないこと
GPSを足に装着すること
パスポートを裁判所に提出すること
検察庁に毎日出頭すること
2回目の提出で条件を厳しくしたものの、再び棄却されることになりました。
検察側と裁判所との間の距離感の近さもあるでしょうが、ゴーン氏という人物が信頼されていないことが丸わかりですね。
この1回目と2回目は大鶴基成弁護士による保釈請求でしたが、前述のとおり3回目に弘中惇一郎弁護士が担当になった途端、保釈が認められたんです。
弘中惇一郎弁護士「報道されている以上のことは知らない。寝耳に水という状況で当惑している。裁判所にはこちらも困っていると申し上げるし、今後情報が入れば裁判所に提供していきたい」/ゴーン被告の弁護士が取材に応じる NHKニュース https://t.co/WPK0BiBM1H pic.twitter.com/WaSByKditH
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) 2019年12月31日
おそらく、数々の有罪判決を覆してきた「無罪請負人」の実績が高く評価されたのでしょう。
ゴーン氏保釈(3回目)の条件
東京都内に住居を設置する(外出は構わない)
住居の出入り口付近に監視カメラを設置する(ゴーン氏の出入りは常に報告)
パソコンの操作は弘中惇一郎弁護士事務所内に限る
スマートフォンの操作は構わないがアクセス制限を設ける
パスポート(旅券)は弘中惇一郎弁護士が管理する
事件の関係者への接触の禁止(妻キャロル氏も含めて)
これらの条件が課されることを条件に、ゴーン氏の保釈が認められた※ようです。
保釈は釈放と違って裁判が始まるまで、自宅に戻ることが許されるというもの。
多少の自由はあるけれど、厳しい管理下に置かれ続けることには変わりが無いわけです。
不正行為の証拠隠滅を図られないよう、パソコンの操作や妻との接触まで制限されるのは当然といったところでしょうか。
本来であれば、容疑を否認している被告には保釈請求が認められません。
ゴーン氏の弁護団も不服として、司法と争った末で獲得した保釈だったんですね。
これが、ゴーン氏の海外逃亡劇につながったとしたら…保釈は認めるべきでは無かったのかもしれません。
(゚Д゚;)保釈中の被告が海外に? ※ 動画長いので一部分です!
ゴーン被告“無断出国”に弁護士も困惑
2019/12/31
特別背任などの罪で起訴され、保釈中の日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が無断で日本を出国したことを受け 弁護団の一人である弘中惇一郎弁護士が「寝耳に水で全く知らなかっ pic.twitter.com/JOODba0tDb— 🇯🇵よろず屋 (@yorozya_1) 2019年12月31日
ゴーンは1度目の保釈で10億円・2度目の保釈で5億円納付


ゴーン氏は2019年03月6日に保釈保証金10億円を納付して、東京拘置所から保釈されました。
2018年11月の逮捕から約4か月。
青い帽子を目深に被って、大きなマスクをつけたゴーン氏の保釈時の姿を覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
このときフランスの代理人を通じて声明を出していたんです。
「この厳しい試練の間、私を支えてくれた家族や友人たちに深く感謝しています」
「私は無実です。事実無根でいわれのない告発に対する公平な裁判で、自分自身を精力的に弁護していくつもりです」
このゴーン氏の発言は本当なのでしょうか?
無実で、事実無根とまで口に出しているんですよね。
ある意味カルロス・ゴーンで気付けて良かったと思う。
もちろん日産からしてみれば災難だが…。
「複数の国籍」を持つ人間の危険性を今気付けたのはチャンスである。1月には何があるか?そう「通常国会」。
失ったものは大きいが、これ以上失わないために今考えよう! https://t.co/hipg5t02zb— トシゾー (@Toshizoo_wanko) 2019年12月31日
いくらゴーン氏が日産を再建させた救世主と言っても、倫理観が狂ってしまっているのか?
或いは日本の司法制度に、歪みが存在しているのかもしれません。
2度目の保釈は2019年04月25日で、保釈保証金は5億円。
1度目と2度目の保釈を不服とする東京地検特捜部は、準抗告※を出していました。
※準抗告とは、裁判所の裁判官の判決に不服を申し立てる手続きのことです。
厳しい条件が課されたとはいえ、司法はゴーン氏に2度も保釈を許すことになってしまったんですね。
パスポートを預かり責任がある弁護士が「犯罪ではない」と言ってのけ、ゴーン被告も「これ以上不正に有罪が仕組まれた日本の司法制度の人質にはならない。私は正義から逃げたのではなく不公正と政治的な迫害から逃れたのだ」と声明。私腹を肥やし続けたカネの亡者が言いたい放題。日本も舐められもの。 https://t.co/Hf5nohCpYM
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) 2019年12月31日
ゴーン氏が不正にため込んだ個人資産は数百億円は下らないと言われています。


うあ


りん
それが2回合わせても、たったの15億円で保釈されたのでは、保釈金額が不足していたと言われても仕方がありません!
ゴーンの保釈金はいくらだったら良かったの?【15億程度=はした金?】


逮捕拘留から釈放されるためには、保釈保証金と呼ばれる納付制度があります。
住居の限定や保証金の納付を条件として、身柄の拘束を解除できるわけですね。
ゴーン氏のように海外逃亡した場合、納付した保証金は戻ってきません。
15億円は裁判所に没収されてしまいますが、不正に貯め込んだ個人資産が数百億なら安いもの。
ゴーン氏の保釈金は合計15億円のようだが、この保釈金が没取されて、ゴーン氏に対する刑事裁判は実質的に終わりだろうな。
ゴーン氏が裁判を受けるために来日するとは思えないので裁判は進められない。
ゴーン氏の死亡が確認された時点で公訴棄却。— モトケン (@motoken_tw) 2019年12月31日
どうしてゴーン氏の保証保釈金が、わずか15億程度になったのか意味が分かりませんね!
保釈は正当な権利とはいえ、保証金額の設定には疑問が残るばかり。
1000億円ほどであれば、拘留から逃れるすべはなかったのではないでしょうか?
ゴーンにとって15億は「捨ててもいい金」だったわけですから、保釈金が安すぎたのですよね
— kikumaco(2/1ビッグアップル) (@kikumaco) 2020年1月1日
保釈を認めた裁判官に何らかのペナルティを課すべきだとか、弁護士は資格をはく奪するべきだという声も上がっているようですよ!
まとめ


以上、カルロス・ゴーン氏の海外逃亡劇についてご説明いたしました。
ウアリンは、ゴーン氏の海外逃亡に至った心理は、到底理解できません。
ゴーン、プライベートジェットで日本脱出。
はじめに思ったのは超金持ちはこんな事が出来るんだ。出国審査はどうなってるの?15億円の保釈金は返ってこなくてもいいんだ。
それと「差別が蔓延し、基本的人権が無視されてる不正な日本の司法制度」に世界からの批判が高まる。
https://t.co/ijlBdcRiVv— 俵 才記 (@nogutiya) 2019年12月31日
日産自動車を倒産の危機から救った救世主。
巨額の横領事件を引き起こした被告。
どちらのイメージが正しいのか、マスコミの報道からは伝わってこないからです。
日本の刑事事件の司法制度が常軌を逸しているという声もありますが、その日本で犯罪を働いたのなら、日本で刑罰を受けるのは当然のことなのではないでしょうか?
日本の司法制度に改善すべき点はあるが、犯罪者が日本の司法制度そのものを否定するのに乗っかって語るのはアホ過ぎる。
特に政治家や外交官は何がなんでも日本の立場を守るのが第一義で、ゴーンの言説に乗っかる様なヤツに権力を握らせてはならない。— 梓弓 (@Ma_R8) 2019年12月31日
日産の巨額な負債を解消したのは、元はといえば公金(税金)の投入によるもの。
私たち日本国民の税金を自分のポケットに入れた事実は捻じ曲げることができません。
今後、ゴーン氏が再び逮捕されることになるのかどうか、1納税者として1ブロガーとして、引き続き注視していきたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
でもマジでゴーンは「金さえあれば、国さえ欺ける」事を見せてくれたんだよ。15億の保釈金を没収されても構わない資産と、プライベートジェットさえあれば、法さえも踏み越えられるんだ。勇気をもらったよ。そんな勇気は、一文の得にもならないけど。 pic.twitter.com/jQ35UOeZ3O
— ちょご@タイムリープ異能バトル連載中 (@chogo2009) 2019年12月31日