やっぱりステーキ・いきなりステーキの違いは歴然!満足度で明暗が?
急成長から急激に売り上げが悪化し続けるいきなりステーキ。
営業利益は前年同期比で、おどろきの98.2%減という前代未聞の急展開。
前年比98.2%だと思ってスルーしかけて二度見したわ。
いきなり!ステーキ」が突然の大量閉店 営業利益98.2%減の衝撃 #SmartNews https://t.co/2QdtCayRfz
— とりなん (@tori_nankotsu_K) 2020年1月12日
これって前年度の利益が1億円だとしたら180万円にまで下がってしまったということですよね。
いったい、いきなりステーキに何が起きているのでしょうか?
ああ、いきなりステーキがキャッシュオンリーになっている…いよいよか… pic.twitter.com/tRhTBiwOAd
— HAL🍩@ニューヨーク🗽 (@TVH_NEWYORK) 2020年1月14日
また、後発のやっぱりステーキは、いきなりステーキと何が違うのか気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここまで読んでくださったアナタは、今こんな疑問を抱えていませんか?
・やっぱりステーキと、いきなりステーキの違いを知りたい!
・いきなりステーキは、なんでこんないきなり不景気になっちゃったの?
・やっぱりステーキ・いきなりステーキでオススメはどっち?
こんな疑問にお答えすべく、雑記ブロガーのウアリンが独自に調査をしてみました。
やっぱりステーキVSいきなりステーキの違いは価格?
価格帯を見ると違いは一目瞭然!
グラム単価は約5.6円です。
グラム単価は約6.6円です。
部位の違いで値段も変わりますが、価格だけ見ればさほど違いが無いように思えますよね?
ところが、やっぱりステーキはスープ・サラダ・ご飯がセット(しかも食べ放題!)になってるんです!!
初めてやっぱりステーキへ。
いきなりステーキと違い、ライスとスープとサラダが食べ放題。
お肉はすごい柔らかいですが、加工肉?お肉食べてる感があまりなく…
でもサラッと10分掛からず食べられました! pic.twitter.com/iPxBTgGlLc— かるぴす(原液) (@black_krps1919) 2019年5月28日
いきなりステーキでスープ・サラダ・ご飯を頼むと480円が別途加算されてしまうんですね。
こうなりますと、実質的な価格は1320+480=1800円に跳ね上がることに!
1000円でステーキ肉とスープ・サラダ・ご飯を食べられるお店と、1800円掛かってしまう店。
果たしてどちらが流行ると思いますか?
沖縄に来たので、少し前にWBSで取り上げていた「やっぱりステーキ」に早速行って来た。肉質も良く、非常にvalue for moneyだと思った。赤身の肉が200gで1000円というビジネスモデルは、中々真似できないのでは?
僕自身は行った事がないが、とかく評判の悪い「いきなりステーキ」とは大違いだ(苦笑)。— 佐々木 (@WBJPPP) 2020年1月6日
やっぱりステーキVSいきなりステーキの違いは店舗数?
いきなりステーキの急激な店舗拡大策は、完全に失敗に終わってしまいました。
最初の頃はステーキを立ち食いするという、物珍しさも手伝って好評だったのですが…。
ステーキを食べる人の数よりも多く出店すれば、同じ系列店同士で共食い状態に陥ってしまいます。
いきなりステーキが44店舗を春までに閉店するが、その内26店を昨日閉めた。市場、競争、需要の実態などを見誤った為の結末。自らのビジネスモデルの優位性も過信し、出店すれば儲かると勘違い。価格はリーズナブルと強調するが、価値を評価しないお客様も増えていたようだ。今後どう出直すか楽しみだ。
— 中小企業診断士/行政書士 中村事務所 (@kaisyasindan) 2020年1月13日
現在、店舗数にも違いが見て取れます。
やっぱりステーキの店舗数=沖縄24店舗+全国21店舗+姉妹店3店舗=48店舗(2020/1時点)
いきなりステーキの店舗数=全国約500店舗(大量閉店予定)
【急拡大が裏目】「いきなり!ステーキ」きょう26店舗を閉店https://t.co/B0zjCGm03e
「自社の店舗同士で競合が起きている」として、大量閉店に踏み切った。採算の合わない店舗の閉店は春以降も続く可能性がある。 pic.twitter.com/I9vAHmCKUs
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2020年1月13日
ステーキチェーン店の規模としては、完全にいきなりステーキの方が上回っていますが、大量出店が完全に裏目に出てしまったのでしょう。
将来的には、やっぱりステーキが追い越すのではないかなと思いました。
やっぱりステーキVSいきなりステーキの違いは食事方法?
顧客満足度にも目を向けてみましょう!
立ち食いスタイルを客に強いる上に狭い店舗で、隣の客に気を遣うことが多かったいきなりステーキ。
その利便性の乏しさを後発のやっぱりステーキは、ちゃんと見ていました。
やっぱりステーキの食事方法=着席スタイル
いきなりステーキの食事方法=立ち食いスタイル
どちらがステーキ肉をおいしく食べられるのかは、考えるまでもありませんね!
立ち食いで満足できるのはお蕎麦やうどんの、噛まずに胃袋に流し込めるものだけでしょう。
誰もが硬い肉を噛まずにそのまま飲み込めるのなら、話は別でしょうが…。
いきなりステーキがなりふりかまわずめちゃくちゃなサービスしだして草 pic.twitter.com/Cpj7sPZTXA
— 戦場あおり (@aorijows) 2020年1月11日
やっぱりステーキVSいきなりステーキの違いは計量方式?
また、いきなりステーキのシステムは非常に分かりにくいものでした。
量り売りで注文した際に、グラム数をわざと超えるように計量していたことが発覚!
お店側の売り上げを無理やり上げるための、姑息な真似に嫌気がさした人も多かったそうです。
頼んだグラム数より多めに切られて値段も増えるのでいきなりステーキじゃなくていいなりステーキ pic.twitter.com/jzKEp6FgUM
— 🍣mackee04🍣 (@magic_mackee) 2019年4月4日
いいなりステーキとまで言われてしまう始末…。
一方、やっぱりステーキはそんな不明瞭な計量スタイルは取り入れませんでした。
ステーキ肉のグラム数も明確に提示されていますし、もう少し食べたいなと思ったときにお肉のお替りが可能な「替え肉」という仕組みまで取り入れています。
やっぱりステーキの計量方式=100g単位で注文可能(肉のお替りも可能)
いきなりステーキの計量方式=グラム単位の量り売り(多めにカットされる+お替り不可)
やっぱりステーキVSいきなりステーキの違いは路線の違い?
いきなりステーキが高級路線を目指していたことは、価格帯を見ればすぐに理解できます。
グラム量り売りという計量方式は、特別感が味わえますからね!
なのに、立ち食いという不便な食事方式を客に強制したのは、首をかしげざるを得ません。
ステーキの本場、アメリカに進出した際も、現地客たちに全くウケずにすぐに撤退することになってしまいました。
ステーキ屋、1000店舗もいらんやろ
アメリカ出店で資金繰り悪化して閉めなあかんくなったんやと思ってたわ「いきなり!ステーキ」いきなり失速 “目標1000店舗”はなぜ失敗したのか #いきなりステーキ #週刊文春 #文春オンライン https://t.co/TVobRrHkeH
— ともと (@tomoto1977) 2020年1月14日
このいきなりステーキの失敗を良く見ていたのでしょう、やっぱりステーキは庶民向けの格安路線でサービスを展開!
前述の通り、座って食べられる+ステーキ肉+スープ+サラダ+ご飯のセットで1000円で済む低価格帯は、驚異的ですね!
味に関しては、やはり値段の差がでるのか、いきなりステーキの方が美味しく感じる方が多い様子。
とはいえ、どちらが何度も通いたいと感じるかは比べるまでもありませんね!
いきなりステーキ怪文書が更新されてた pic.twitter.com/wNnjjmCSbE
— チャフ (@okuu0909) 2020年1月13日
社長の考え方が、この路線の違いによく表れているように感じました。
自己満足で高級路線を目指したものの、立ち食いスタイルというちぐはぐなサービスを展開してしまったいきなりステーキ。
興味本位で閉店したいきなりステーキ 新橋店を見に行きました。
グルメ業界のひとつの時代が終わったって感じがしました。
ただ辛いだけのカレーやコースメニュー、社長の貼り紙などを始めたあたりから、怪しいと思い足が遠のきました。
“美味しいステーキ”が食べられるだけで満足だったのですが。 pic.twitter.com/qtKQk5227P— 進撃の歴史★世界一詳しい食べ歩きグルメブロガー★ブログメンテナンス中 (@rekishichosadan) 2020年1月13日
かたや、庶民的な価格帯でリピーターを増やし続けるやっぱりステーキ。
どちらを好むのかは人それぞれですが、繁盛し続けるのはどちらでしょうか?
やっぱりステーキの格安路線=庶民的な雰囲気+価格帯+サービス
いきなりステーキの高級路線=高級なのに立ち食いスタイル
やっぱりステーキVSいきなりステーキの違いは原価の違い?
通常飲食店の原価率は3割程度と言われています。
ステーキハウスの原価率。
いきなりステーキは7割を超えていると言われています。
この原価率でやっていけるハズもありませんね。
【8月に読まれた記事】高原価率の商品を提供する一方、客席の回転率を高めることで利益を生み出すという特徴的なビジネスモデルを持つ「いきなり!ステーキ」。なぜ苦境に立たされているのでしょうか。https://t.co/j4r2NGeWGr
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) 2019年8月31日
なぜなら、店舗の家賃や、人件費、光熱費や宣伝費など他にもたくさん経費が掛かるからです。
一方、やっぱりステーキの原価率はなんといきなりステーキを超える8割の設定。
安くておいしいステーキを手軽に食べられるのは、客にとってはメリットが大きくとも商売としてみたら、完全に間違っているのではないでしょうか?
飲食業は結局は元祖よりコスパの優れた模倣店が出てくるよね。
「やっぱりステーキ」
食材原価率8割でご飯・スープ・サラダが食べ放題。200gのステーキが1000円。
ペッパーのいきなりステーキよりかなり安いけどこれで店は利益出るのだろうか?— 両津 (@ryoooootu) 2018年5月8日
飲食店は開店当初は知名度も低く、リピーターも多くはありません。
宣伝費の代わりに安く提供することで、顧客数を増やす戦略を取って成功しているお店もあります。
格安イタリア料理店のサイゼリヤが、この典型的な例ですね!
サイゼリヤが安いのは、「徹底した広告費削減」「現金決済主義」「栽培から自社で始めることによる中間コストの削減」「キッチン面積や店員の動線の省スペース化」など真の意味での企業努力だから、安直な首切りや低賃金によるリストラを誇っている他の日本企業と一緒にしてはいけない >RT
— 平蜘蛛P (@hiragumoP) 2020年1月13日
やっぱりステーキの場合は、お肉がメインのため原価率を下げることは難しいハズ。
それでも、顧客満足度を高めてリピーターを確保しようと、懸命の努力を積み重ねているのでしょう。
FC制を導入してから、急激に店舗数を拡大中ですが、いきなりステーキのような共食い状態になる失敗は避けられるのでしょうか?
今後の、やっぱりステーキの動向も要注目ですね!
沖縄で急成長「やっぱりステーキ」全国へ 「あっぱれ」で売上100億円目指す https://t.co/ZwD7AqRXgW @theokinawatimesから
「飲食店の原価率は6割程度とされるが、略、やっぱりステーキは8割程度と高めだ。」
記者さん、飲食店の原価率は概ね3割が目安。8割ってホント?赤字まっしぐらなはず。— sakサック⭐⭐🌟@今季は碧の25番ユニ’20 (@sakfrontale) 2018年5月6日
やっぱりステーキの原価率=メニュー価格の8割
いきなりステーキの原価率=メニュー価格の7割
まとめ
以上、やっぱりステーキといきなりステーキの違いについてご説明いたしました。
最後に、この記事の内容をまとめます。
・やっぱりステーキと、いきなりステーキの違いを知りたい!
やっぱりステーキの特徴
・沖縄発で着席スタイル
・1000円から(スープ・サラダ・ご飯がセット)
・替え肉(肉のお替りが可能)
いきなりステーキの特徴
・東京発で立ち食いスタイル
・1320円から(スープ・サラダ・ご飯は別途480円必要)
・量り売りが高級感を演出(グラム数オーバーの危険性アリ)
・いきなりステーキは、なんでこんないきなり不景気になっちゃったの?
高価格帯なのに顧客満足度を軽視
急激な店舗数拡大による共食い状態が多発
開店当初に比べて肉質が激減したためリピーターが離れてしまった
・やっぱりステーキ・いきなりステーキでオススメはどっち?
何度もリピートするなら価格帯・サービスが充実しているやっぱりステーキ
量り売りと立ち食いに魅力を感じるならいきなりステーキ
いきなりステーキの不振と対照的に業績を伸ばし続ける、やっぱりステーキ。
【いきなり】ワイルドステーキ と
【やっぱり】やっぱりステーキの肉質の違いを敢えて“一鶴”の おや・ひな で例えるなら、
【いきなり】ワイルドステーキ → おや
【やっぱり】やっぱりステーキ → ひな両社が比較される記事を目にするけど、別物ですよ。
どちらも美味しいステーキ!(*´꒳`*) pic.twitter.com/5HFaxpnwiG— 蕾華-RAIKA-🌽料理とお酒と猫を愛する、アクティブでアグレッシブでabnlな論理思考の人 (@raika_otogi) 2020年1月4日
果たして生き残るのはどちらのステーキ店なのか、今後も要注目です!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。